*PBMを遊ぶ人のゲームメモ。架空世界の話メイン。
http://unnmei.blog57.fc2.com/
スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告  
Private Reaction-5
2006-09-22 Fri 20:49
 もうですね。
 一日に何回更新してるんだと。(答え:三回)

 しかもプラリアばっかりかよ。と(済みません済みません 自PC大好きっ子なんですゴメンナサイ orz)。

 暫く前に書き上げていたのですが。

 リアが到着するまで待つべきか、などと超! 今更なことを考えて、たんすにしまっていたのでした。
 プラリアに登場いただいた(PCさんの)PLさんからも許可を頂いたので、公開してみます。

 BLです。
 ボーイズがラブです。

 苦手な方、不快感を抱かれる方は、閲覧なさいませんようにご注意下さいませ。


 逆に「何にもしてないじゃん期待はずれー」っていうのもナシだぜブラザーシスター?!?(何さ)恋かどうかといわれると、まだまだ恋愛未満なので、ラブを名乗るのもおこがましいんですが。

 と、物凄く蛇足なんですが、最後の呼びかけは誤字ではありません。

 というわけで(……)、
 以下(...READ MORE?)、プラリア本文です。
 第0回プライベートリアクション
 No.P×OXXO3 担当:Sie
「新緑のように」
(このプライベートリアクションは、以下の行動選択肢を選ばれた方の全てに送られています)

■プラリアを読む

――――――――
 新緑の校舎。
 自分が声をかけられたのだ、と、気付くまでに数秒。

 相手が教師であることに気付くまで、やはり数秒。
 その間、自分は間の抜けた顔をしていただろうか、と、腕密月(かいな・みつづき)は思う。
 いや、それ以前に、自動販売機の前で、両方の手に一つずつ、呆けたように飲み物を持ち停止していた図、は、かなり間が抜けていただろう、と、思い至り僅かに恥じ入る。

「……こん、にちは」

 無難に挨拶を交わせるまでに、要した時間はゆうに一分。
 どうしたんですか、と、問われて、いえ、何でも、と、短く答えて小首をかしげる。

 何がおかしいのだろう。
 何かがかみ合わない。

 彼の、自分に声をかけた教師の、柔らかそうで艶のある髪の下、耳元に視線が止まった、のを、無理やりに手元に戻す。

 コーヒー牛乳と、牛乳。どちらも小さなパックで、横にストローがついているものだ。
 思い直して、状況を説明する。

「後輩への礼と、自分の分で、ふたつ買ったんです、けど」
「けど?」
 彼が小首を傾げて問う。
 必要以上に緊張している自分を、出来るだけ意識しないように、と、深く、けれど短く息を吸う。
 やはりだめだ。

 ――なんでこんなに――緊張するん?

「牛乳とコーヒー牛乳じゃ、選択肢として間違ってたかなって、ぼんやり考えてしまって。同じ牛乳なのに、って。
 ――すみません、少し、……ぼうっとしてました」
「そう、ですか」

 彼が横に立つ。
 そして気付く。

 緊張、では、無い。

 ああ、緊張であるかも知れない――胸の高鳴り。何を意識してる? 何を期待している。

 彼が軽やかな所作でポケットに手を入れ、自動販売機に入れるまでの一連の動きを、密月は、地べたに張り付いたままの濡れ落ち葉のように、動かぬまま、視野に入れた。じっと。

 髪は光を含んで明るく、形の良い耳を惜しげもなく晒している。
 木漏れ日が隠してくれればいい。
 その先に続く白い喉も、繋がる鎖骨も、全部隠してくれ。

「これを」
 手渡されたのは、缶のお茶で、ひどく無難な選択肢の一つ。
「代わりにこっちを、私が貰えば良い、でしょう?」
 腕の手の中から、コーヒー牛乳の方を引き受ける。
「あ」
 瞼が重い。
 辛うじて瞬きをする自分を、彼はどう見ただろう。
「こっちは」

 体温に上限がないならば。

 四角い飲み物を経て、受けた彼の体温は。
 そのまま自分を焦がしたかも知れない、と、密月は思う。

「君が、好きみたいですから」

 彼の眼を、見つめ返すことしか出来ない。
 彼のように、微笑むことが出来ない。
 唇の端だけ持ち上げて、ちいさく頷く。背ぇが伸びるかな、って。――そう、絞るように付け加える。
 微笑の形を与えて。

 直ぐに大きくなりますよ、と、返事が返ってきた。
 ありふれた会話の中で、なぜ自分は、あの耳朶で銀に輝くふたつのピアスに。

 かじりつきたいなんて思っているんだろう。

「おおきに。
 いえ、……その、有難うございました。
 ――今度何か――、お返しします」

 ぺこりと頭を下げて、その場を離れる。出来るだけ、力を込めてそうした。だから、直ぐに離れられるはずだったのに。

 なぜ、
 自分の体は熱を持っているんだろう?

「みつきせんぱい」

 声が聞こえた。
 涼しい風が吹く。
 ほっと小さな息を吐いて、今度こそ、規則正しくきびすを返した。

 手を振られた。
 微笑み返した。
 振り向くと、馴染み始めた後輩の顔が――守りたい絆が、そこにある。

 まだ、だいじょうぶ。

 新緑の木漏れ日を足元に浴びて、密月は歩き出した。

――――――――
別窓 | 【運準】プラリア | コメント:0 | トラックバック:0 
<<It worries. | 蘇生 | Private Reaction-4>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
| 蘇生 |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。